ANAの座席のアップグレード!
2年前からソラチカルートやフライトでANAのマイルを貯めてきまして、先日15万マイルほどに達しました!今まで貯める一方で使ったことがなかったので、シンガポールから日本への帰国に合わせて、アップグレードをしてみました。快適なビジネスクラスへのアップグレードに関してまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
アップグレードとは?
ANA便のビジネスクラスを使ったのは2017年のシンガポール赴任の時が初めてでした。出発前にはラウンジでワインを楽しみ、機内は広々としたフルフラットのスタッガードシートでゆったりできました。食事もエコノミーとは比べ物にならないほど豪華で、なんだか偉くなった気分で最高のフライトでした。
そんなビジネスクラスにマイルを使えばエコノミーの値段でアップグレードすることができます。
ビジネスクラスに乗るためには、初めからビジネスの航空券を買うか、マイルを使ったてビジネスの特典航空券を買うか、今から紹介するエコノミークラスをマイルを使ってビジネスにアップグレードするかです。
アップグレードの良い点!
①ビジネスクラスに乗れる!
書くまでもないですが、あの快適なビジネスクラスに乗れます。私はこの1年でビジネスクラスに5回ほど乗りましたがが、ビジネスクラスに乗ってしまうともうエコノミーには乗りなくないというほど、快適です。到着後の疲れも全然違いますし、隣の人と肩が当たってイライラすることもありません。食事も豪華でラウンジも使えるので優越感もありますね。
②必要マイル数が少ない!
ものすごい陸マイラーとか出張族であれば、マイル数を気にする必要はないと思いますが、特典航空券でビジネスクラスをとってしまうとかなりのマイルを消耗してしまいます。
例えば、日本ーシンガポール便であれば、レギュラーシーズンで往復60,000マイルです。これは結構貯めるのが大変なマイル数だと思います。
<参照: ANAホームページ>
一方で、アップグレードであれば片道18,000マイルで済みます。これなら気軽に使える範囲のマイル数だと思います。
<参照: ANAホームページ>
③片道だけでもアップグレードできる!
実は、特典航空券の場合は往復でしか航空券を取ることができないのです。例えば、帰りのは夜行便で寝るだけだからエコノミーで十分というときや、そもそも片道分のマイルしかないという時に、結構使い勝手が悪いです。そもそも特典航空券のビジネスクラスは、解放されている枠が少ないため、往復ともに枠が空いているというのは、なかなかハードルが高いです。
一方で、アップグレードであれば、片道からでも気軽に使うことができますし、そもそも片道しかビジネスの枠が空いていないというときにでも、アップグレードすることができます。
④プレミアムポイントやマイルが貯まる!
特典航空券の場合は、マイルやプレミアムポイントは一切貯まりません。(ライフタイムマイルは貯まります。)なので、ステータスを上げたい人や、少しでもマイルを貯めたい人にとっては、もったいないマイルの使い方になってしまいます。
アップグレードであれば、アップグレードする前の航空券のマイルやプレミアムポイントはしっかり加算されます。アップグレードできる航空券はもともとマイルの積算率が高い場合が多いのもありがたいです。私の場合、マイル積算率100%で日本ーシンガポール便に乗ると、6,458マイル貯まるので、アップグレードに使った3~4割程度は賄えてしまいます。(マイルはステータスや持っているANAカードによって、加算率が変わります。)
プレミアムポイントに関しては、SFC修行の際のプラチナステータス獲得で、気にされる方が多いかもしれませんが、プレミアムポイントを貯めるとアップグレードポイントがもらえ、マイルを使わずにアップグレードすることができます。(ステータスを持っている方が対象です。)例えば、日本ーシンガポール便であれば、8ポイントでアップグレードできます。積算率100%で5,368ポイントがもらえるので、必要なポイント数の2~3割程度は稼げます。
<参照: ANAホームページ>
よくよく考えてみますと、2往復すると25,832マイル+21,472プレミアムポイントになり、マイルで片道分+プレミアムポイントで片道分のアップグレードができてしまうのです!
⑤インボラ率がアップ?
インボラアップグレートとは、エコノミーで予約していたのに、空席がなくビジネスクラスにアップグレードされるという、噂で聞くなんともうらやましいアップグレードです。このインボラアップグレードですが、噂では「ステータスが高い人」「高い航空券を買った人」がアップグレードされやすそうです。
マイルを使ってアップグレードしようと思ったけど、空席がなくて結局当日まで空席待ちになってしまった場合、最後の望みはインボラです。その時にアップグレードできる航空券を買っているので、比較的高い部類の航空券を持っているはずです。しかも、もともとアップグレードしたいと申し込んでいたのですから、インボラ率もアップするのではないでしょうか?
アップグレードの悪い点
①航空券が高い
マイルでアップグレードできる航空券は、Flex Plusなどクラスに「Plus」が付いたもののみで、「Plus」が付いていないクラスに比べると値段が高いのがネックです。ただ、マイルやプレミアムポイントが貯まりますし、アップグレードができますので、Plusが付いていないクラスとの価格差が大きくなければ積極的に使っていきたいところです。
②マイルの価値が特典航空券より低い可能性がある
航空券によっては特典航空券をとった方が、1マイルあたりの価値が高い場合が多いです。ちなみに私がよく使うシンガポール便のビジネスクラスは15万円、アップグレード対象のエコノミーが5万円ほどですので、1マイルの価値は下記の通りになります。
特典航空券のマイル単価は、15万円÷3万マイル=5円 アップグレードのマイル単価は、(15万円-5万円)÷1.8万マイル=5.55円
これは、航路や時期によって変わると思いますので、どちらが得か注意してみるといいと思います。
まとめ
アップグレードするための航空券は比較的高くて、特典航空券に比べると1マイルの価値が下がる場合もありますが、航路によっては、それほど差がない場合もあります。往復でしか取れない特典航空券に比べると、片道から取れて、融通が利きますし、マイルやプレミアムポイントも加算されるので、アップグレード対象の航空券がそれほど高くないときには、ぜひアップグレードしてみてください。